大山鳴動して市長一匹満足?
桜宮高校体育科の入試をめぐる騒動、訳のわからない展開になりました。
体育科入試を中止しろとか、教員を全員入れ替えろだとか、
橋下市長の発言には感情論が過ぎる傾向を感じます。
結局、体育科の入試を中止して普通科で受け入れる、
しかし受験科目も入学後のカリキュラムも従来通りの体育科で。
形だけの変更で中身は変わっていないのですが、
この案に橋下市長は満足だとか。
形だけの変更でごまかそうとした桜宮高校の決断は大胆ですが、
これで満足した市長のポリシーは意味不明ですね。
スポーツに体罰は許されるという考え方の根本は、「スポーツは根性でやる」
という考え方から発しているのではないでしょうか。
練習中は水を飲んではいけないなんていう指導も同じで、根性論を基本にした
指導は時代錯誤になってきています。勉強や文化系クラブで体罰の話を
聞かないのは、スポーツだけが根性論の聖域として扱われているからでしょう。
この考え方を国民全員で変えていかないと体罰の根絶は難しいと思います。
でも実力伯仲の試合で勝敗を分けるのは執念というのも事実です。
どうやって生徒に根性を付けさせていくか、
そして言うことをきかない生徒にどう指導するのか。
国をあげて教育者全体で考えていく必要がありそうです。
ところで根性と言えば、日本に対して敵意むき出しのサッカー韓国代表を
思い出すのですが、韓国の学校でも体罰ってあるのでしょうかね?