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子宮蓄膿症

犬猫には子宮蓄膿症という病気があります。
細菌感染のため子宮に膿が溜まり、毒素が体に充満すると
死に至ることもある深刻な病気です。

大型犬でも健康な子宮は魚肉ソーセージ程度の細さなのですが、
膿の溜まった子宮はハムのように腫れあがると言えば、
動物にとってかなり苦しいことが想像できると思います。

先日、体重30kgの犬の子宮蓄膿症の手術を行いました。
出血しないように血管や組織を次々と糸で縛っていくのですが、
大型犬ともなると結構な力仕事です。
述後はどんどん元気に回復してくれたので一安心ですが、
この手術をする度に「避妊手術をしておけば良かったのに・・」
と感じます。

我々獣医師は自分で飼う犬猫には必ずと言って良いほど避妊手術を
行います。子宮蓄膿症や乳ガンの悲惨さを経験的にわかっているからです。
「手術はかわいそう」というのが一般的な感情だと思いますが、
痛み止めを使うので手術の後に苦しむ動物はほとんどいません。
これらの病気を防ぐためにも、子を産ませる計画がないなら
若いうちの避妊手術をオススメします。

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