ヒトと犬と・・
オーストラリアの学校で、授業中に「癒し犬」が活躍しているという記事がありました。
ネクタイを付けた犬が机に静かに座っており、生徒達はその姿に癒されて授業に集中できる
効果があったらしいです。
効果はともかく、アカの他人がたくさんいる教室でお利口にしていられる犬って、
日本にどれぐらいいるのだろうと思いました。
世界の中では、日本人は犬を甘やかしてしまう国民です。
欧米人は飼い犬のしつけにシビアな感覚を持っており、犬をコントロールできないことは
恥だと考える文化があります。
例えば犬の安楽死。日本では末期ガンなどの治せない病気で苦しむ姿を見るのが辛い
という理由がいちばん多いのですが、欧米では安楽死を行う理由の多くが「問題行動」です。
しつけを頑張ってもコントロールできない困った行動のために安楽死させるということです。
「なんて惨い」と感じるか「なるほど」と感じるか、いろんな意見があるでしょうが、
多くの日本人には馴染みにくい感覚なのではないでしょうか。
犬とともに生活する上での考え方が、海を越えると大きく違うのです。