甲子園でのエースの可能性
「夏の甲子園」が始まりましたね。
以前からずっと思っていたのですが、試合日程を改善できないものでしょうか。
野球というスポーツはピッチャー1人だけ負担が大きすぎるという特徴があります。
しかも「野球はピッチャー7割」と言われるくらい、
ピッチャーの能力が勝ち負けに関わってくるスポーツです。
だから1人の絶対的エースがいる高校はその選手に頼らざるを得ないので、
トーナメントを勝ち進むほどエースピッチャーは肘を消耗していきます。
筋肉は鍛えられても、関節は鍛えられません。
将来有望であればあるほど、強豪校であればあるほど、
高校生の時点で可能性を潰しかねない恐れがあります。
せめてベスト8以降の試合は、もっと試合間隔を空けてあげるべき。
最近はメジャーリーグもアマチュア日本人選手の発掘に興味を持つように
なってきましたが、甲子園で決勝戦まで投げ抜いたピッチャーは肘を消耗
しているのでスカウティング候補からはずす球団もあるそうです。
アメリカはスポーツ医学先進国ですから、日本も学ぶべきですね。