非ステロイドこそ怖いんです
アメリカでの話ですが、猫が飼い主の使う非ステロイド性消炎鎮痛剤の塗り薬を誤って舐めてしまい死亡したという事故が起こっています。
この「非ステロイド性消炎鎮痛剤」というのはクセモノです。薬の専門知識のない方でも、ステロイドは危険な薬だという話をなんとなく聞いたことがあるかもしれません。そして、非ステロイドなら危険じゃないだろうと考えてしまう方が少なからずいらっしゃいます。これが大間違いです。
ステロイドはちょこっと使用するだけなら副作用なんて起こりませんが、非ステロイド性消炎鎮痛剤は間違って使うと1回だけの使用でも副作用が起こります。ヒト用のこの薬を絶対に動物に与えてはいけません。激しい胃潰瘍や腎不全を起こし死亡することがあります。
数年前から医師の処方箋なしに薬局で非ステロイド薬が購入できるようになっていますが、危険だなぁと感じています。