ワシントン・ナショナルギャラリー展
京都市美術館で開催されているワシントン・ナショナルギャラリー展に行きました。
印象派からポスト印象派の時代に活躍した
マネ、モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホなどの作品
約40枚が一気に来日しています。
これらの中で特に印象に残ったのは2枚の作品。
1枚はモネの有名な「日傘の女性」です。
日傘を持つモネ夫人と息子、淡い青空の背景。
少しぼやけた輪郭線と爽やかな自然光は、「これぞ印象派!」という
優しい美しさがありました。
晩年のモネはとりつかれたように暗い蓮の絵ばかり描いてますが、
蓮以外の明るい絵の方が僕は好きです。
もう1枚はゴッホの「薔薇」です。
一面エメラルドグリーンの背景に白い薔薇のコントラストは
ひと目見てとてもインパクトがありました。
ゴッホと言えば、バブル全盛期に日本企業が50億円で落札した
「ひまわり」が有名ですが、この「薔薇」の方が美しいと思います。
モネの蓮の描き方も、ゴッホの神経質そうな色の塗り方も
もともと僕は好きではないのですが、そんな2人の絵がいちばん
印象に残りました。
食わず嫌いは良くないということですね~
そしてやっぱり絵は写真ではなく、生で観ないと良さがわからないです。